時代とともにパソコンやネットワークが登場・変化してきて、機器の使い方そのものだけでなく、他の人・他のパソコンと情報をやり取りすることも考えなくてなならなくなりました。
そして常に手元に通信機器を持ち歩く時代になり、誰彼なく年齢も関係なくスマホを携帯するようになってしまいました。
フィーチャーフォンだけでは「時代に取り残された」と自分を卑下してみたり、「インターネットがないと生きていけないっす」と得意げに笑ってみたり。
その中で必ず「使いたくない」「使えない」「使う気がない」という方が絶対数いらっしゃいます。
確かに新しい機器が出たら常に対応しなければならないわけではありません。
しかし今回言いたいのは、必要なのに自分でやらないだとか、他人に押し着せてでも自分ではやりたがらない人たちのことを書きたいと思います。
パソコンが仕事で当たり前に使われるようになって約10年。
大企業では一人一台の状態になってきたのではないでしょうか。
中小零細企業でも、事務作業に限って言えばほとんどが設置されていることだと思います。
今現在の「お偉方」と言われるような年齢層でも、その昔はワープロを触っていた方も多く、キーボードをローマ字で叩ける人もかなり多いと聞きます。
それだけでもパソコン操作に抵抗がかなり少なくなっていると感じます。
マウスなんて言う便利なデバイスもありますし。
それでも文書をわかりやすく作ったり、売上目標の反省会などの資料を作成したり、はたまたプレゼン用資料の作成なんかになると、とたんに「おいそこの〇〇。◯時までにこれ、作っとけ。」みたいな。
さも教育をしてやってんだー的なことを平気な顔で言葉にする上司も多数いらっしゃることが、容易に想像できたりします。
迷惑をかける範囲が会社内や部署内ならともかく、定年退職してもまだそういう態度が表に出ている人を、私は多数見てきました。
今までお勤めの会社内なら通用していたことでも、やめてしまって「普通の人」になれば「自分でする」ことが基本になります。自分でしないならそれ相応の理由や金銭のやり取りが必要になるのは言うまでもありません。
しかしある絶対人数でそういう人たちは存在します。そういう人たちには何を言っても通用しません。短期間では絶対に無理です。
ではどうすればいいのか。それは
- 妥協する
- 教育する
- お付き合いをやめる
これらしかありません。
ただ、妥協するにも教育するにも、「材料」が必要です。材料をうまく使えるようになると苦労がかなり軽減できますし、悪いようには進みません。
いまどきの材料とは、「業務の見える化」を掲げて「道具」を揃えて「使う」ことだと考えています。そして時間をかけて進めることも必要。これらを現場サイドから徐々に浸透させていって、いわゆる外堀を固めるイメージで広めることで、できない人たちにもできるようにもっていくことが重要です。やる気が起きればしめたものです。
それでもだめなら、その方にご遠慮願うほうが筋が通ります。実際には難しいかもしれませんが、その上司の上にに相談しても自分には火の粉はかからないと思います。(少しはかかるかな?)
実際にはその方に簡単にご遠慮願うことも難しいかもしれませんが、できる方がたくさんになる環境を整えることで、少しずつではあっても前に進むようになることは間違いありません。
そのためにも抵抗感が少ない得意な方をまず味方につけるというのはかなり重要な一歩だと思います。いくらシステムの管理人とはいえ、周りに賛同者がいないと、逆に自分が孤立してしまいます。そうなると正しいことをいくら声高に叫んでも、全く聞いてもらえません。これは避けたいところ。
その味方になってくれた方にどんどん使ってもらうようにアピールし続けていくことで、次は相手から「こんなことはできないの?」という質問をもらったり、自己解決に向かってググってもらったり、はたまたその答えをグループで共有したりと、じわりじわりと使用頻度を高めてもらうとしめたものです。
部署内でも「他の人が使ってるから」という環境(「外堀を固める」というイメージでしょうか(笑))ができるだけでも、苦手な方の凝り固まった考え方がほぐれるきっかけになるものです。
操作が苦手なのは繰り返しの練習しかありません。訓練するとなるとどんな人でも嫌なものです。必要にかられるとやる気も幻滅します。しかし気軽にできるような周りの環境さえできてくれば、不得手な方も「それならやてみようかな」という気持ちが湧くのではないでしょうか。
ゆっくりでもいい。自分の足で歩くことを始められれば、周りの方も喜んでサポートするようになります。
やはり密に連絡を取るということは、昔に限った話ではなく、今も昔も変わらないかもしれません。
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個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
パソコンとうまく付き合うことでお仕事や趣味の幅を広げていきたいと思っております。