Windowsには「共有」という機能があって、他のパソコンから共有フォルダーにアクセスできる仕組みがあります。いわゆるファイルサーバーですね。でも複数あるパソコンそれぞれで共有させて、おのおのから勝手にアクセスできるようにすると、実は色々と問題が起きるんです。台数の制限があるってご存知でした?
Homeエディションだったら、確か5台までしかアクセス出来ないと記憶しております。しかも一つのネットワーク内で5台。あくまでも簡易的な共有サービスという位置づけですので、しっかりと安定したサービスを提供できないようになっています。
事務所内だとこれだと困りものです。10台程度のパソコンがある事務所さんでしたから、一発でオーバーです。しかもProエディションがないという・・・。もちろんActiveDirectoryなんて言うものもご存じないですし。
そんなときにはNASを導入することをおすすめしております。各パソコンの共有はすべてストップして、共有フォルダー専門のマシンをネットワーク内に追加するんです。
ただし、販売店などで売っているものはどうしてもお高いです。もちろんハードディスクは新品ですが、筐体が小さいせいか、2年位使っているとだんだんと不安定にもなってくるようです。それなりのしっかりしたものだと、目が飛び出るほど高くて・・・。
使っていないデスクトップがある事務所さんでしたから、FreeNASの導入をおすすめしました。ハードディスクは新品を調達、起動用のUSBメモリーを一つ、あとはこいつで起動できるようにBIOSを変更して、USBメモリーにFreeNASをインストールします。
その後にハードディスクでWindows用の共有フォルダーをミラーリングで構築。他のマシンからはこいつのIPアドレスでアクセスできることを確認して、ネットワークドライブに追加することにしました。そうするといつでもアクセスができるようになりましたし、パソコンそれぞれの負荷も減ってきたようで、ファンが唸ることも減りました。
あとはこのファイルサーバーのバックアップですが、今回は様子を見ることになりました。というのも完全にこのシステムにファイルを転送して使い勝手を様子を見て・・・という具合になりました。2TBのミラーリングでハードディスクを組んでますので、容量的には大丈夫かと思います。しかしこのバックアップともなれば数倍の容量のものが必要になってくるでしょうから、「予算的に今すぐはちょっと・・・」という事になります。その際にはまたご相談ください。自動バックアップができるように組み込みますので。
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個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
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