個人のお客様からのお電話をいただきました。
パソコンは起動するけど動画や写真が表示されなくなったというのです。
お仕事で使っている素材らしく、ご自身の撮影のものなので「他にない」という大切な情報。
どの程度の悪くなり方なのかがはっきりしないので、とりあえずおうかがいすることになりました。
Macをお使いで、USB接続の外付けハードディスクを使ってらっしゃいます。
データはどこにあるのか調べたところ、この外付けハードディスクの中身が見えないということでした。
試しに私の手持ちのWindowsノートパソコンに接続してみると、FATフォーマットにも関わらずマウントした後に「フォーマットしますか?」と出てきました。
あらら。
フォーマットエラーで中身が見えない状態。
このままフォーマットしてしまうと大変なことになります。
私のノートPCをUbuntuで起動。
この外付けハードディスクをマウントすると中身が見えてきました。
まだデータは大丈夫のようです。
試しにUSBメモリーに一部を転送してみると、無事にコピーされました。
これだったらハードディスクのデータサルベージをしなくてもすむような印象。
今のうちに他のハードディスクに転送することをおすすめしました。
一旦退出しました。
外付けのハードディスクを手配します。
というのも、大阪の日本橋のすぐ近所で、いくらでも販売していました(笑)。
今回はお客様のご要望の2TBのものをゲット。すぐに戻りました。
Macで使えるようにと思ってご相談したところ、「Windowsでもたまに使うので、Mac専用にすると困る」とのこと。
それで大容量にも関わらずFATフォーマットだったんですね。
納得です。
そういうことであればFATでフォーマットしましょう。
で、そのままデータを転送。
流石に1TBハードディスクのギリギリまでお使いの状態。転送時間が2時間程度かかりました。
それでも止まらずにそのまますんなり進んだので、一番の安心の瞬間だったかと思います。
そしてMacに再接続。
デスクトップにアイコンが出てきたのを確認。
そのまま開くと、「中身が見えました!作業ができます」というご報告でした。
外付けとは言え中身はハードディスクそのものですので、パソコンと同じくハードディスクは損傷を必ずします。
壊れてしまう前にデータをまるまるコピーする保険を何処かの時点で行うべきなのかなーと常々考えております。
今回はこの内容でサポートは終了となりましたが、お仕事で使うストレージにはバックアップするもう一つのハードディスクやシステムを導入することをおすすめしております。
確かにまるまるもう一つのハードディスクは普段使えるものではないという事になりますが、それが「保険」となるわけです。
情報というデータが消えては困る前提でお仕事を勧めているかと思いますので、常日頃のデータ確保のことを少しお考えいただくことも必要なことではないでしょうか。
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パソコンの修理をしております。
個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
パソコンとうまく付き合うことでお仕事や趣味の幅を広げていきたいと思っております。