企業様だとメールだけでなく書類作成などのソフトは、だいたいMS-Officeと相場が決まっています。ということはメールソフトはOutlookになりますね。パソコンの入れ替えに伴ってデータの引っ越しをしたいけど、メールだけが引き継ぎができないという事務所様からご相談をいただきました。それは結構簡単ですよ。ただしメールアカウントは再設定にはなりますけど。
2台のパソコンでメールをやり取りして事務作業にあたっているということで、早速おうかがいいたしました。もとはといえば、パソコンが故障したので、新しいパソコンを買い替えたと。その時のデータは、元から外付けのハードディスクで運用していたので、特別なバックアップは必要ないとのこと。こういうときにはバックアップがあると早いですし安心ですね。
それでは故障したパソコンのハードディスクからOutlookのデータだけ抜き出します。それを新しいパソコンでOutlookの初期設定をして、メール設定・・・の前に、データだけ転送しておきます。メール設定をする際に、これから先にダウンロードするメールの保存先を、先程の転送したメールデータに指定。そうすることで今までのメールの中身とこれからのメールの中身が、いつもどおりに普通に使えていきます。コレだけ。
ちなみに、今まで保存していた連絡先なども同時に移行できてますのでご安心ください。
それともう一つ。USB接続の外付けハードディスクにバックアップを取っていたのは大変いいことなんですが、普段からコレで運用しているらしいので大変かと思います。なのでNASを一つ設定しておきました。というのも、この外付けハードディスク、背面をよく見るとLANポートがあるタイプ。大変便利な機能があるじゃないですか!ということで、LANケーブルを接続してネットワーク内に放り込んであげました。フォーマットもそのまま使えるタイプでしたので、これで両方のパソコンから同時に閲覧出るようになりました。便利ですねー。
データの移行や引っ越しと言っても多種多様です。データから設定からソフトウェアまで色々あります。移動しても動かないのがアプリケーションソフト、設定内容は移動できるものは再度吸い上げないといけませんし、データに至ってはそのまま同じディレクトリーにコピーしてあげるといいかと思います。
理屈さえわかっていれば決して難しくない作業と判断だと思います。でも今回の方は、前もってデータのバックアップを持っていたからこそ冷静な判断ができたのではないでしょうか。さすがです。
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