作業中のパソコンに接続していた外付けハードディスクが見えなくなってしまったというご連絡をいただきました。USBの口を何度か接続し直しても、全く反応がないそうです。ハードディスクの電源のランプが消えてしまってるのが原因かも?ということなんですが。確実にそうだと思いますよ。早速おうかがいいたしました。
3.5インチのハードディスクが入っている大きめのタイプでした。お伺いしてまっさきに疑うのが外付けハードディスクの電源コードが抜けてないかどうか。コンセントの方は大丈夫でしたしハードディスク本体側も大丈夫。確認のために電源アダプターの出力も計測。正しく電圧が出てますねー。電源を挿してUSBをパソコンに接続しても電源ランプが点灯しないということは、このハードディスクの電源ユニット側の回路がおかしくなっているかもしれません。
とにかく分解して中身のハードディスクを取り出します。もともと取り出しやすくなっていませんので、不慣れな方には分解は難しいかもしれません。メーカーに寄って組み立て方に傾向があるんですよ、実は。
取り出した後にUSB変換ケーブルを使ってパソコンに接続。これは問題なく接続できて中身も確認できました。念のためにハードディスクの損傷をチェック。全く異常なし。良かったー。このまま他のパソコンやUSBメモリーにデータをコピーすることになりました。合計で1TB以上はあったので転送時間は結構かかりました。
あとはお客様の方で後々外付けハードディスクを買ってくるそうです。同じようにデータを転送すればいいことですので、作業はできるとのこと。データが消えてなくてよかったと思いました。
今回は「データ復旧」とはいえない内容だったかもしれません。ハードディスクそのものに損傷はありませんでしたので。そういう意味ではラッキーだったかと思います。よくあることとしては、電源周りが落ちてしまう瞬間には、必ず高い電圧が一瞬返ってきます。コンデンサーなどから足りない分を放電させるためです。そいつがハードディスクにまで影響を与えてしまうと、即破損になるんです。ハードディスクを取り出した後にパソコンに繋いでも、データが取り出せなくなるケースがとても多くあるんです。
おしがとができる環境に戻ってよかったと喜んでおられました。
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