これは致し方のない事故だったようです。
先月の台風が来た際に、お隣のマンションから建築資材の一部が飛んできて、窓ガラスを突き破ったそうです。
夜中だったらしく、お客様は一晩徹夜。
恐怖を覚える一晩だったそうです。
その際に窓を突き破ってきた資材がパソコンの上に覆いかぶさる形になったらしく、雨水がパソコンにかかってしまったそうです。
それ以来、パソコンの画面表示が縞模様になるという、最悪の状態。
マンションの管理事務所さん同士で話し合った結果、弁償してもらえるという事になり、弊社にご注文をいただきました。
納品時に初期設定を行いますが、これはいつもの通りの作業です。
問題はデータの移行なんですね。
故障したパソコンを分解し、ハードディスクを取り出します。
なんせまともに起動できませんから、ハードディスクから直接引っ張り込むしかありません。
Toshibaのモニター一体型パソコンを分解します。
いつもなら分解道具を使えばゆっくりでも5分程度で作業ができますが、なんせ水を被っている状態。
あまり動かさないほうが良さそうです。
ハードディスクが濡れてしまうと完全にアウトになりますから。
慎重に作業を進めます。
ハードディスクのマウント場所が、あまりいいところにありません。
筐体の下部に位置していました。
濡れていた痕跡も確認できます。
あまり期待できそうにない・・・と半ば諦め気味な気持ちでハードディスクを取り出し、USB接続で新規パソコンに接続してみます。
すると反応がでました。
たしかに調子は悪そうですが、なんとか中身が開きました。
今のうちにデータをコピーします。
時々接続が切れてしまう状態なので、ファイルの容量を少しずつコピーしていきます。
個人プロファイルのみでいいので、手間はそんなにかかりません。
ただし音楽データの容量が半端なく多かったのが大変でした。
それでも無事完了。
いやー結構大変でした。
そして今まで使っていたソフトウェアの再インストールと設定出しです。
詳しくは書きませんが、ご自宅でけっこう大変なことを行ってらっしゃる方で、ソフトの調整がこれまた大変。
かっちりと把握していらっしゃるので、その後指示をいただきながら作業を行いました。
以前はWindows8.1だったのがWindows10になっていますので、インストールするソフトのバージョンの差だけが引っかかりました。
作業は順調に進んで無事完了。
動作確認を無事に終えたので、退席いたしました。
今回の台風が大きな爪痕を残したことは記憶に新しいです。
それでも阪神間ではそうそう大きな被害には見舞われず、胸をなでおろす気持ちでいました。
今回の被害は、災害に比べるとたしかに小さいとは思います。
しかし一人ひとりにしてみるととんでもなく恐怖に駆られた数時間だったのではないでしょうか。
窓のそばにベッドを置いていて、その上を飛び越えて突き刺さってきた建築資材(アルミ製)が、パソコンを濡らしてしまったという自体は、今まで聞いたことがありませんでした。
怪我がなくて何よりかと思います。
Google CM ↓↓↓
CM ↑↑↑
パソコンの修理をしております。
個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
パソコンとうまく付き合うことでお仕事や趣味の幅を広げていきたいと思っております。