
緊急対応をご要望のお客様からご連絡をいただきました。
Windows7のノートパソコンが起動しなくなったというのです。
午前中の作業で保存している書類が二日後に提出するらしく、直前のこのタイミングで大変なことになっているというお困りのご様子。
早速お伺いすることになりました。
ノートパソコンも大変綺麗にお使いのご様子で、落としたとか当てた、こぼしたなどの不注意や不可抗力によるダメージはなさそうです。
で、肝心のシステムがやはり起動しないです。
電源ランプは点きますが、ハードディスクのランプが点灯。
この「しっぱなし」というのはあまり良くない傾向ですね。
音を聞くと「ジーコトン、じー・・・コトン」と、引っかかっては戻ってしまうような印象の音の繰り返しになっています。
これはハードディスクが損傷してるんです。
ハードディスクは要交換となります。
大切なのはまずはデータです。
Windowsでは埒が明かないので、Ubuntu起動にて対応。
無事マウントまではできますが、データを広げるとやはり先程の音の繰り返しでなかなか開いてはくれません。
エラーは出てないので今のうちに取れる分だけ取っておこうという強硬手段ですね。
USBメモリーをさしてそちらにコピーします。
個人プロファイルのドキュメントとデスクトップ上のファイルのみでいいということで、そこを重点的に開きます。
ドキュメントフォルダーは無事コピー完了。
しかしデスクトップ上の一部のフォルダーが開いてくれません。
1分程度でエラーが返ってきました。
破損している箇所はここですね。
セクターエラーが検出されました。
このファイルは諦めていただくしかありません。
さてハードディスク交換に伴うお修理です。
ざっくりとしたお費用をお伝えしました。
現役OSとは言えWindows7です。
これに修理費をこれだけかけるとなると・・・と浮かないお顔。
非常にわかります。
ハードディスク交換に伴うお修理は、今も昔もお値段的には早々変わりません。
ハードディスクの部品代で多少上下しておりますが、弊社の作業工賃のお値段は実はずーっとこのままなんです。
これ以上のお値下げもできないので、今回はお修理は見送ることになりました。
データの取り出しのみの金額だけ頂いて退出いたしました。
ここで一つ記載しておかなくてはいけないことがございます。今回のお客様からはこんな言葉は出ませんでしたが、他のお客様の対応時に漏れ聞こえするお声です。
「データって絶対取り出しができて、プロよねー。」
大変厳しいお言葉です。
肝に銘じます。
が、それは違います。
今回のケースではデータの取り出しができないくらい記憶装置が破損しています。
ですので必要なデータの9割ほどが取り出せたようですし、一部が取れなかったということは残念ですが、そこまでの対応をいたしました。
「もっともっと」と言うのはお客様のご要望なのでできるだけそうようには努力いたしますが、いわゆる物理故障でのデータ取り出しは、サルベージといえども100%の確証はありません。
パソコンをブラックボックス化して見てしまうと、なんだか魔法の箱のような印象を持ってしまいます。
稼働する仕組みに対しては魔法の箱でも結構かと私も思いますが、こと「故障」とか「部品」となると工業製品に過ぎません。
機械の部品はいずれ故障しますし、上に乗っかっている何らかの関連のあるものは、その際にすべて消え去っていきます。
パソコンのデータというのは、磁気テープに記録されている情報でしかありませんので、簡単に消えてしまうんです。
そんな不安定なものを高速回転させて使っているということだけでも認識して取り扱う必要がある精密機械なんです。
データのバックアップだけでも他のメディアにコピーしておくことを強くおすすめいたします。
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パソコンの修理をしております。
個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
パソコンとうまく付き合うことでお仕事や趣味の幅を広げていきたいと思っております。