こんなご依頼をいただくようになったんですねー。
私自身びっくりしております。
ご高齢のご主人からのお電話でした。
パソコンが複数あるんですが、故障したのやら調子が悪いのやら、使うパソコンを一台に絞って他のパソコンは処分したいということでした。
早速おうかがいいたしました。
お宅にお邪魔して真っ先に感じたのは、こんなにパソコンを集めて何をやってるんだろうか・・・ということでした。
ご本人様もその点はわかってらっしゃって、「これでもパソコンの使い方を指導する立場だったんですよ」というコメント。
初心者向けのパソコンレッスンを行っておられた方のようでした。
でもそんな方がなんでまた・・・。
どうもお体を悪くされたようで、趣味半分楽しみ半分の講師をやめたというのです。
せっかくの楽しみと収入の講師をやめるにあたって、いろいろなバージョンのWindowsマシンを整理したいということでした。
使い方の資料は、「使い方マニュアル」的な本を手本に、ご本人様がご自身で作り上げたものが山積みでした。
どれもわかりやすく見やすい構成で、捨てるに捨てられない大事な功績となっているようです。
ただ調子が悪くなっているパソコンが複数台あって、「修理はどうしても出来なかった」ということでした。
お修理そのものもやらないことはないけれど、なんせ時間がないくらい忙しかったようです。
それも体調を崩してから全くパソコンを触ってないので、「こういうブランクが有ると、随分忘れるもんだなー」とさみしげにおっしゃっておりました。
残したいパソコンを診断。
特にハードディスクはしっかりと診ないといけません。
こちらは異常なし。
システムは・・・ウイルスですねー。
数は少ないですので駆除しておきましょう。
故障したプリンターが4台、スキャナーが2台、故障した外付けハードディスクが2台。
どれも最後の最後まで使っていた形跡があります。
そして廃棄したいパソコンの確認をする順番に。
全部で5台。
スイッチを入れてシステムが起動するものは、そこから個人プロファイルデータをUSBメモリーにコピーしていきます。
起動すらしないものは、ハードディスクを取り出してUSB接続で読み取ります。
幸いハードディスクから全て読み取れるものばかりでした。
すべてのデータを使用するパソコンにコピー。
WordやExcel、Powerpointのデータが使えることが確認できました。
今まで作ってきた資料はそのまま残っています。
あとは車に積み込みです。
さすがに5台のパソコンと複数のデバイス類を積むと、車の中がギュウギュウですね。
これらは一旦お預かりして、ハードディスクだけはしっかりと破壊処置をとってから、提携している廃棄業者に出します。
データの完全廃棄とリサイクル法に則った処理はおまかせください。
そしてご依頼を頂いたご主人です。
たしかに体調は悪そうでした。
足が弱ってらっしゃいまして、それに応じて気持ちも弱くなってくるのか、なかなか物事を前にすすめる気持ちも以前ほど強くなくなったとおっしゃっておりました。
一つ一つ整理をつけるということの意味が、こんなに重いとは想像もしなかった日となりました。
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パソコンの修理をしております。
個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
パソコンとうまく付き合うことでお仕事や趣味の幅を広げていきたいと思っております。