最近すごく遅くなりすぎていて大変困っているというお客様からお問合わせがありました。いつからなのかはよくわからないけれど、以前はこんなことはなかったというのです。コントロールパネルの表示が無くなったし・・・。ははーん。Windows10ですね?早速おうかがいいたしました。
Windows10のCreatorsUpdateを行うと、「コントロールパネル」の場所が変わります!これは結構迷いますので、ご注意ください。今回はその点ではなくてすごく遅くなったというご相談。
スイッチを入れてからデスクトップが表示されるまで10分程度。これはかなり遅いですねー。ずーっとハードディスクはカリカリ言ってますし。頑張ってるんですがなかなか進んでくれないようですね。そんな音がしてます。同じパターンの音が繰り返されてる。これはハードディスクの損傷でしょうか。ヘッドなのかデータの破損なのか、とりあえずハードディスクを調べてみます。
するとSMARTの警告が出てました。「間もなく壊れるかもしれません」的なものです。明らかに不正プログラムのようなものではなくWindowsからのメッセージです。これが出てくるようになったのは先週くらいからとのこと。意味がわからずにそのまま使っていたということでした。
SMARTというのは、ハードディスクが悪くなってしまう直前に警告を出す仕組みで、ハードディスクがマザーボード経由でシステムに知らせます。この瞬間は悪くなってしまってはなくても、すぐに確実に悪くなることを知らせてくれる便利なものです。そうなる前にデータの取り出しやシステムのバックアップなどを行っていたほうがいいということですね。ハードディスクは交換になります。
ざっくりとしたお見積をお知らせしてお預かりする必要が有ることもお知らせして。かなり迷っておられましたがご了解を得ました。というのもやはり時間とお金がかかることと、環境そのものがそのまま復元できないということが問題だったからです。
当たり前です。時間をかけてお金をかけて、Windowsからデータからまーた一から作り直しというのはどなたでもいい気分ではありません。ただ、Windows10のイメージバックアップができればそのままの環境が再現できるというのが背中を押したようでした。新しくパソコンを手配しても今の環境を取り戻すには一から作り直しは同じなので、それなら一度やってみるかとなったわけです。ハードディスクの調子が悪い状態からのイメージバックアップですから、取れるかどうかはやってみなければわかりません。
おあずかりして起動ディスクとなるUSBメモリーと、外付けのハードディスクを準備。そして手順通りに起動ドライブ作成とバックアップを行います。起動ドライブは直ぐにできますが、流石に1TBあるシステムのバックアップは一晩かかりました。調子がいいハードディスクでしたら早く終わったのかもしれません。
そしてハードディスクを入れ替えて起動ドライブから起動。「イメージでシステムを回復」を選択。復元するドライブからハードディスクに転送・回復を行います。やっぱり時間はかかります。
で、無事できました。と言いたいのですが、システムは戻りましたが一部のアプリケーションが戻りませんでした。再度アクティベーションをかけないといけないものが出てきまして、それらは納品時に対応するということになりました。
納品当日。そのアクティベーションを行います。その中でも一部のものは再インストールとなりました。なかなか完全には行かないようです。こういうところはAppleを見習ってほしいとつくづく思います。
お客様には大変喜んでいただけましたので、今回はこれで良しということになりました。残り作業はお客様側で対処ができるということで現場を離れました。
バックアップは取っておいたほうがいいですよー。
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