お電話でご連絡をいただきました。Windows7にログインするのにいつも入力していたパスワードで弾かれてしまうとのこと。他のユーザーが登録されているのであればパスワードを変更されたというのも考えられますが、どうもご家庭でご使用のお客様専用のパソコンみたいです。ユーザーの登録って、複数してますかねぇ・・・。とにかく画面が開かないので手のうちようがありません。まずお伺いすることになりました。
早速診断。なるほど。「パスワードが違います」の連続ですね。WindowsServerなんかのActiveDirectoryではありませんので、あくまでもローカルアカウントのパスワードが不明ということですね。
そういえばヒントに何か書いてありますよ?という事に気づいて、色々試しで入力してみました。すると幾つかのパターンから該当するものがヒットしたようで、無事Windows10の画面が開きました。あ、アップグレードされてたんですねー。そういえばログイン画面は7のものじゃなかったですね。
話はそこで終わりませんでした。どちらにしろどうも調子がおかしいとのこと。遅くなったし止まることもあるというのです。それならもう少し掘り下げてみましょう。早速HDDを診断しました。するとやはり悪いですね。通信エラーが出てきまして、要交換のメッセージが表示されました。SMARTのエラー表示が出てきました。
そのことを踏まえて修理をした場合の手順や日数、そしてざっくりとした金額をお知らせしました。今回はリカバリーディスクの書き出しをしておりませんので、別途メーカーへリカバリーディスクのセットを注文するのが一番のネックとなります。「それならほかも悪くなることもあるだろうから、新品を手配します。」というお客様のご返答。悪いことは申し上げません。今回はおそらくそちらのほうがよろしいかと思います。
データの抜き出しだけは行いました。容量が少なかったのでUSBメモリーにちょっとだけコピーして終了しました。コレさえあればお客様も「あとは自分でできる」と自信をお持ちでした。
データを取り出すというのも一言では簡単ですが、具合の悪くなり方や程度で取り出す作業が大きく変わります。今回はWindows10の起動はできても中身を閲覧しようとすると勝手に再起動がかかってしまいました。面白いことに「必ず落ちる」わけではなく、「あるフォルダーを触ると落ちる事がある」という厄介なもの。これではやってられないばかりか、ハードディスクやデータがどんどん悪くなっていきます。
それなら違うシステムで起動するとある程度は安定します。UbuntuをUSBメモリーから起動できるようにBIOSを設定し、他のUSBメモリーにデータをコピーするという作業を行いました。こういうツールをお持ちならできることも結構あります。
またお困りでしたらお声をおかけください。
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