事務所様からのご連絡をいただきました。
パソコンが起動しなくなって異音がしているらしく、とにかくデータを取り出したいというのです。
ハードディスクそのものはおそらく損傷していると思いますが、なんとかしてデータだけでも救出したいというご要望のようです。
お電話口では、
- 料金がかかる
- お日にちがかかる
- できるかどうかはやってみないとわからない
この三点をお伝えするようにしています。
これらのデメリットをOKしていただかないことにはデータサルベージの部署に送ることができません。
とりあえずはOKを頂いたのでお伺いすることになりました。
事務所様に到着。
すると玄関先から不具合のパソコンだけを持ってきていただきました。
動作確認をする必要がありますので、再度電源やモニター等に接続し直します。
システムは起動しませんが、短時間なせいでしょうか、異音はしません。
今のうちにUbuntu起動で中身を確認してみます。
とりあえずマウントができ中身が見えました。
急いでUSBのメモリーにドキュメント類を転送。
一部できましたが、途中で異音が発生し、データが読み出せなくなりました。
カッチンカッチンという音ですので、アームや磁石などの不具合かと想像します。
「救出したデータも不完全なので、サルベージをお願いいします。」と再依頼。
それでしたら早速手配を行います。
サルベージ部門に連絡、翌日発送、その翌日に到着連絡が入りました。
そして一週間後、無事にデータが救出できたという連絡が入りました。
その翌日に弊社に到着。
データ確認しましたところ、Windowsでの読み出しが普通にできるようになっていました。
これだとそのままお渡しできます。
お客様にご連絡、翌日納品。そしてデータを確認していただいたところ、「この部分のデータが必要だった」という、まさに正解のデータが取り出せた確認をしていただきました。
今回も企業様対応でのサルベージとなりました。
企業様の場合、どうしても諦めきれない情報がパソコンに入っていることになります。
取り出す方法は個人様・企業様とも同じですし料金も同じです。
しかし金額がお高いため、個人様ではなかなか受け入れていただけません。
データを諦めることが多いです。
企業様でも100%ではありませんが、ここでデータを諦めたほうが将来的な損失が大きいと見積もると、やはり高額修理を致し方なくお申し出されます。
もう少しサルベージもお安く提供できればいいのですが、なんせ設備や維持費が膨大になる分野なんです。
どうぞご理解いただきますようお願い致します。
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パソコンの修理をしております。
個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
パソコンとうまく付き合うことでお仕事や趣味の幅を広げていきたいと思っております。