前回の修理から1年ほど経過した今になって、スイッチを入れても起動しなくなってしまったというのです。
お修理のフォローということもありますので、早速お伺いすることになりました。
お客様のお仕事を一段落させないとご対応いただけないので、夜間対応としてお伺いいたしました。
そこで気がついがのが電源アダプター。
お電話でもちょっとだけ口にしておられた内容に「電源アダプターが熱くなっている」というものがありました。
モニター一体型デスクトップで電源アダプターが外にあります。
しかも大きなタイプ。
そのアダプターがかなり大きくなっていて、ちょっと危険かな?と感じてしまうほどでした。
一旦電源を抜いて熱が冷めるまで放置。
その後電源アダプターの出力を見てみます。
すると、19.8V以上無いと行けないものが、1V程度しかありません。
「これではだめですねー。」といいつつパソコンに挿し直そうとすると火花が散りました。
「ちょっと前からこんな感じで火花が散るんです」
そこで容量は小さいですが、手持ちの同じメーカーの電源アダプターを仮に挿してみます。
うんともすんとも言わない・・・。
「おそらくマザーボードの破損になると思います」
一度持って返って分解しないといけない事案のようです。
電源アダプターが原因かと考えられますが、一時的に過電流が流れてしまってマザーボードを破損するということにつながったと思われます。
結局修理を諦め、お客様側で新規でパソコンの手配をすることになりました。
残念。
後日、廃棄のためにお預かりしたパソコンを分解してハードディスクを取り出し破壊する工程で、マザーボード上の電源部分を再診断しました。
スパークしたからか黒く焦げ跡があり、2mm程度のヒューズも切れていました。
ダメでもともと、このヒューズを一旦つなげて電源アダプターを接続、電源スイッチを投入してみても、やはり電源は入りません。
それと同時に電源アダプターの温度が急上昇。
代わりの電源アダプターですから、故障したものではありません。
これでは仕方がないですね。
火事にならなくてよかったです。
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個人様や事務所様にとってパソコンは無くてはならない時代になりました。そんな経緯を見てきた古めの人間です。
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